草月会館別館アトリエにて
家元継承20周年記念 勅使河原茜展 ひらく(2021年/東京・草月会館別館アトリエ)
家元継承20周年を記念した個展「ひらく」では、歴代家元の創造の場であり草月流にとって心臓部ともいえるアトリエが会場となりました。作品は敷地のあらゆる場所——建物内、外階段、隣接する鉄工所、そしてダストボックスにまで出現し、意外性に富んだ場と見事な融合を遂げました。メインとなった作品は鉄と植物で構成された巨大な球体のインスタレーションです。その一部として蒼風作品も組み入れられ、話題となりました。
家元継承20周年を記念した個展「ひらく」では、歴代家元の創造の場であり草月流にとって心臓部ともいえるアトリエが会場となりました。作品は敷地のあらゆる場所——建物内、外階段、隣接する鉄工所、そしてダストボックスにまで出現し、意外性に富んだ場と見事な融合を遂げました。メインとなった作品は鉄と植物で構成された巨大な球体のインスタレーションです。その一部として蒼風作品も組み入れられ、話題となりました。
草月WESTにて
家元継承20周年記念 勅使河原茜展 むすぶ(2021年/京都・草月WEST)
関西で初の家元個展として開催された「むすぶ」では、草月WESTが植物に包み込まれる空間へと変貌を遂げました。会場内は竹のインスタレーションを中心に構成され、家元自作の花器に初夏の植物がいきいきといけられました。本展のために制作されたガラス花器のシリーズをはじめ、古木と鉄を組み合わせた展示台や、和紙で覆われた壁面など、会場全体をひとつの作品としても楽しめるよう、随所に家元のこだわりが見られます。
関西で初の家元個展として開催された「むすぶ」では、草月WESTが植物に包み込まれる空間へと変貌を遂げました。会場内は竹のインスタレーションを中心に構成され、家元自作の花器に初夏の植物がいきいきといけられました。本展のために制作されたガラス花器のシリーズをはじめ、古木と鉄を組み合わせた展示台や、和紙で覆われた壁面など、会場全体をひとつの作品としても楽しめるよう、随所に家元のこだわりが見られます。
【花卉業界応援プロジェクト】一輪の花が、明日を変える
(2020年)
コロナ禍に大きな打撃を受けている花卉業界を応援するため、クラウドファンディングにより集められた支援をもとに、高知県高知市三里産のグロリオーサ「サザンウィンド」5,000本を使用した、巨大な球体のインスタレーションを制作しました。クラウドファンディングでは、目標金額を大幅に上回って達成しました。
コロナ禍に大きな打撃を受けている花卉業界を応援するため、クラウドファンディングにより集められた支援をもとに、高知県高知市三里産のグロリオーサ「サザンウィンド」5,000本を使用した、巨大な球体のインスタレーションを制作しました。クラウドファンディングでは、目標金額を大幅に上回って達成しました。
第101回草月いけばな展「美しいだけじゃ困るんだ」
(2019年)
第101回草月いけばな展は、表参道の複合文化施設スパイラルガーデンと、草月会館の2つの会場で行われました。第一会場のスパイラルガーデンでは、天井に届かんばかりの竹を大胆かつ繊細に組み上げた作品を制作。放射状に広がる竹が、見る者を圧倒します。来場者が竹のトンネルをくぐることができる構成です。
第101回草月いけばな展は、表参道の複合文化施設スパイラルガーデンと、草月会館の2つの会場で行われました。第一会場のスパイラルガーデンでは、天井に届かんばかりの竹を大胆かつ繊細に組み上げた作品を制作。放射状に広がる竹が、見る者を圧倒します。来場者が竹のトンネルをくぐることができる構成です。
第101回草月いけばな展「昨日から学び 今日のためにいけ 明日の表現を求めよ」
(2019年)
第二会場の草月会館では、正面エントランスに大作2点を制作しました。「あえて会館の外に展示し、通りかかる人たちにもいけばなをアピールしたい」との思いから実現した、この草月会館の屋外での家元作品展示は、茜家元にとっての初めての試みとなりました。草月の石碑やイサム・ノグチによる「床柱」をも巧みに作品に取り込みながら、竹、苔梅、じゃのめ松、桐、うめもどき、夏みかん、椿で構成しました。
第二会場の草月会館では、正面エントランスに大作2点を制作しました。「あえて会館の外に展示し、通りかかる人たちにもいけばなをアピールしたい」との思いから実現した、この草月会館の屋外での家元作品展示は、茜家元にとっての初めての試みとなりました。草月の石碑やイサム・ノグチによる「床柱」をも巧みに作品に取り込みながら、竹、苔梅、じゃのめ松、桐、うめもどき、夏みかん、椿で構成しました。
ロングウッドガーデンでのインスタレーション展示
(2019年)
アメリカ・フィラデルフィア近郊にある、世界で最も美しいといわれる庭園「ロングウッドガーデン」。「鼓動」と名付けられたこの作品は全長約8メートルとなり、家元作品では過去最大規模の大きさを誇ります。「未知の生命の誕生を、複雑な竹のうねりで表現した」と家元。作品を目の当たりにした人々からは、優美でダイナミックな表現が素晴らしいと絶賛されました。制作にあたっては、草月アトリエや庭園スタッフ、そして現地支部会員などの力が結集し、2週間をかけて完成しました。
アメリカ・フィラデルフィア近郊にある、世界で最も美しいといわれる庭園「ロングウッドガーデン」。「鼓動」と名付けられたこの作品は全長約8メートルとなり、家元作品では過去最大規模の大きさを誇ります。「未知の生命の誕生を、複雑な竹のうねりで表現した」と家元。作品を目の当たりにした人々からは、優美でダイナミックな表現が素晴らしいと絶賛されました。制作にあたっては、草月アトリエや庭園スタッフ、そして現地支部会員などの力が結集し、2週間をかけて完成しました。
ジャポニスム2018:響きあう魂 公式企画「いけばな」
(2019年)
「ジャポニスム2018:響きあう魂」は、日仏友好160年を記念し、日本文化を紹介する複合型イベントとして2018年から2019年にかけてフランス・パリを中心に開催されました。公式プログラム「いけばな」では、5流派によるパリ日本文化会館での展覧会が実現し、池坊、一葉式いけ花、小原流、未生流、草月流の家元・次期家元のみが一堂に会する展覧会は、いけばなの長い歴史の中でも初の試みとなりました。
丸竹と割竹、それぞれの直線と曲線の対比が印象的な、御所車に早春の花木をいけた大作です。
「ジャポニスム2018:響きあう魂」は、日仏友好160年を記念し、日本文化を紹介する複合型イベントとして2018年から2019年にかけてフランス・パリを中心に開催されました。公式プログラム「いけばな」では、5流派によるパリ日本文化会館での展覧会が実現し、池坊、一葉式いけ花、小原流、未生流、草月流の家元・次期家元のみが一堂に会する展覧会は、いけばなの長い歴史の中でも初の試みとなりました。
丸竹と割竹、それぞれの直線と曲線の対比が印象的な、御所車に早春の花木をいけた大作です。
ジャポニスム2018:響きあう魂 公式企画「いけばな」
(2019年)
パリ日本文化会館での展覧会に出品された小品です。存在感のある丸い籠に大胆な動きの苔木、愛らしいみかんやなんてんなどの実ものを合わせました。
パリ日本文化会館での展覧会に出品された小品です。存在感のある丸い籠に大胆な動きの苔木、愛らしいみかんやなんてんなどの実ものを合わせました。
日立製作所デジタルハイビジョン“Wooo” TVCM「紅い花」篇
(2006年)
日立製作所デジタルハイビジョン“Wooo”のTVCM「紅い花」篇のために制作された作品です。
茜家元の代名詞とも言えるグロリオーサを1000本使用した、幅7m、高さ2.5mの大作。グロリオーサの燃え上がるような赤と、ダイナミックにうねる藤づるの表情が鮮烈な印象を残します。
日立製作所デジタルハイビジョン“Wooo”のTVCM「紅い花」篇のために制作された作品です。
茜家元の代名詞とも言えるグロリオーサを1000本使用した、幅7m、高さ2.5mの大作。グロリオーサの燃え上がるような赤と、ダイナミックにうねる藤づるの表情が鮮烈な印象を残します。
家元継承10年記念個展「KOKOROのかたち-勅使河原茜の花」
(2011年)
2011年5月、東京・表参道のスパイラルガーデンで開催された「家元継承10年記念 KOKOROのかたち 勅使河原茜の花」から。
吹き抜けのホールに100本の丸竹が凛と伸び上がり、割竹の帯が縦横無尽に駆け巡る。その清々しいエネルギーは、東日本大震災後挫けそうになる私たちの心に爽やかな風を吹き込み、勇気と希望を届けてくれました。
2011年5月、東京・表参道のスパイラルガーデンで開催された「家元継承10年記念 KOKOROのかたち 勅使河原茜の花」から。
吹き抜けのホールに100本の丸竹が凛と伸び上がり、割竹の帯が縦横無尽に駆け巡る。その清々しいエネルギーは、東日本大震災後挫けそうになる私たちの心に爽やかな風を吹き込み、勇気と希望を届けてくれました。
国宝 京都・本願寺白書院 紫明の間にいけた大作
(2006年)
本願寺の白書院は、賓客(ひんきゃく)を迎える正式の書院。一の間、二の間、三の間からなり、一の間は紫明の間ともいわれる最重要の間で、上下段に分かれ、壁面や襖等には中国古代の帝王堯舜(ぎょうしゅん)に関する故事が描かれています。
壮麗な和の空間にふさわしい堂々たるじゃのめ松と桐、そして足元の色鮮やかなしゃくやくが、見る人を時空を越えた別世界へと誘います。
本願寺の白書院は、賓客(ひんきゃく)を迎える正式の書院。一の間、二の間、三の間からなり、一の間は紫明の間ともいわれる最重要の間で、上下段に分かれ、壁面や襖等には中国古代の帝王堯舜(ぎょうしゅん)に関する故事が描かれています。
壮麗な和の空間にふさわしい堂々たるじゃのめ松と桐、そして足元の色鮮やかなしゃくやくが、見る人を時空を越えた別世界へと誘います。
個展「勅使河原茜展 私の花」
(2007年)
2007年3月に日本橋髙島屋で開催された、草月創流80周年記念勅使河原茜個展「私の花」より。
6万枚の経木のトンネル「はじまりの波」をくぐりぬけて出会う花木の圧倒的な生命感! 五感で体感するいけばなが大きな感動を呼びました。
2007年3月に日本橋髙島屋で開催された、草月創流80周年記念勅使河原茜個展「私の花」より。
6万枚の経木のトンネル「はじまりの波」をくぐりぬけて出会う花木の圧倒的な生命感! 五感で体感するいけばなが大きな感動を呼びました。
家元いけばなLIVE IN 高崎
(2014年)
舞台空間に花をいけていく様子を、音楽や光とともに演出するパフォーマンス「いけばな LIVE」。2008 年より全国各地で展開しています。
写真は、群馬シティフィルハーモニーオーケストラと競演した、群馬音楽センターでのいけばなLIVEです。
舞台空間に花をいけていく様子を、音楽や光とともに演出するパフォーマンス「いけばな LIVE」。2008 年より全国各地で展開しています。
写真は、群馬シティフィルハーモニーオーケストラと競演した、群馬音楽センターでのいけばなLIVEです。
第97回草月いけばな展「いけばなは繪だという、音楽でも、彫刻でもある」
(2015年)
日本橋髙島屋で開催された草月いけばな展の出品作。明かりが灯る和紙オブジェは「心」の文字に見えませんか? 鑑賞する人々の心を優しく包み込むような、ダイナミックであたたかな作品です。
日本橋髙島屋で開催された草月いけばな展の出品作。明かりが灯る和紙オブジェは「心」の文字に見えませんか? 鑑賞する人々の心を優しく包み込むような、ダイナミックであたたかな作品です。
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